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いらっしゃいませ。色彩の世界へ。
実践で役立つ良いトコだけの色彩講座の時間です。
やってまいりました。“補色”!
お盆にまったく関係ない話題をぶっこんでやってまいりました!
最後までお付き合いくださいませ。
補色。
これがですね、使い方によっちゃぁ、ギリギリの配色になるんじゃないかと。
この配色はぜひ、頭の中の引き出しに入れておいた方がいいんではないかと。
今回、熱入ってるんでちょっと長いっすよ~
センスわるッ!
どーも。この言葉にブルッちまう“てっさん”です。
経験上、補色がセンスとゆーやつに結構直結すると思うんですよ。
さて、補色ってなんだ?
補色とは前回の色相環での反対どうしの色の事です。
8月1日更新(おさらいでポチッ↓)
前後1個を含めると対照色と言いますが、
ここでは広い範囲を補色ってひとまとめにしちゃいます!
試験勉強ではないのでいーの。いーの。
反対の色との組み合わせは町でも結構見ます。
補色はダイレクトに印象づける事ができるので、
看板とか元気なイメージの商品とかに多いですね。
意図的な使い方だとイメージを強烈に植え付けるのに有効な配色です。
ちなみにその言葉どおり、脳裏に焼き付くんですよ。
試しに下の中心の“緑”を1分間じっと見てください。
そうすると、その下の真っ白な画面の中心を見た時に
赤い四角が浮かびあがりますよ。
これを“補色残像”って言います。
反対の色が出るって不思議ですよね。
で!なんで補色がギリギリの配色なのか?
こっからは主観も入りますよ~。
さぁ、生物の世界ではどうでしょう?
例えば、
紫と黄色のしましまにょろにょろのあいつ。
オレンジと青のカエル。
たぶん、公園で初めて見たとしても
「わぁ~!すごい綺麗~♪」
なんて絶対なりません。
子供が一緒にいたら首根っこ掴んで猛ダッシュで逃げるはずです。
一発で毒を持ってるって直感するでしょう。
スズメバチの色もヤバイですよね。
明るいオレンジと黒。
これは色の明るさ、明度の両極ですが。。。
危険色、または警告色と言います。
ヤバイ色してますもんね。
顔からして悪い顔してますよ。
危険だ!って本能的に察知するはずです。
毒キノコとかもそうですよね。
「おれは危険だぜ~!」って近づくなって鮮やかな色でアピールする。
鮮やかの中でも一番ギラギラする配色が補色ってわけです。
つまり、何が言いたいかというと
補色が本能に刻まれているって事です。
花でも補色の組み合わせって
結構あるもんです。
ポイントで“明るい色”とか、
“にぎやかに”で補色が混ざりあうとか、
単色を使う場合でも花には色んな彩度の葉もあります。
うぇ~補色だらけ。
特に“明るく”など強い色を使う時に注意が必要です。
補色が入る場合には、一方のトーンを抑える必要があるのか、
ギラギラしすぎていないか、
一度立ち止まり、用途に合ってるかバランスを見ることが大事になってきます。
花は綺麗だから補色は関係無し!
な~んて事はないのです。
色は印象を左右しやすいのです。
じゃないと、人によってはギラついた毒々しい印象を受けるかもですよ。
はい。あくまで配色の観点からです。
ま、ちょっと強調して書きましたけど、
補色は使い方によって些細な事でも、ん?とひっかかる可能性があると同時に、
用途によっては効果的にもなり、マイナスにもなりうるってことです。
おぉ!まさに毒と同じ(^^)
自在にコントロールしたいですね。
「んな訳ないじゃん。」
そう思った人!
人が受ける印象って、
経験や知識・配慮が隠し味のようにあってこそ、
キラリと光るセンスが浮かび上がってくる気がします。
それってなんか、どっちも嬉しくなりますよね。
いつか僕も
「これは粋だねぇ!」
なんて言われたいものです・・・。
そんな感じっす。
最後に弊社オンラインの“ひまわり特集”で
ゴッホ調べてた時に知ったんですけど、
補色の最高級みたいな絵を見つけました。
「夜のカフェテラス」
はい、超絶粋です。
恥ずかしながら知ったばっかです・・・。
じゃ、また!
さぁ!今日も一日、楽しみましょー\(^▽^)/